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2016年3月23日水曜日

昨今の韓国柔術事情



先日、KBJJA(KOREA BRAZILIAN JIU-JITSU ASSOCIATION)主催「PAN KOREA JIU-JITSU CHAMPIONSHIP2016」にて参加者1000名オーバーをお伝えしましたが、韓国格闘技・柔術サイト「RANK5」による韓国柔術の現状が明らかになってきました。

RANK5」により>>>

来たる3月26日(土)、韓国柔術協会(KBJJA、旧称BRAJIK)が 、ソウル、チャムシル(地名:蚕室) 学生体育館にて開催する「2016パンコリア柔術チャンピオンシップ」の申込み受付けを終了したところ、 歴代最高人数の1016名(韓国柔術協会がHP上に発表)のエントリーがあった。

これは、今年1月、釜山 、キジャングン(地名:機張郡)にて開催された「2016プライドオブ柔術チャンピオンシップ」の参加者884名を上回る人数で、韓国柔術大会史上、初めて千人に到達したことになる。

これまでの最高記録は 大韓柔術会の「プライドオブ柔術」大会だった。 2015年 「プライドオブ柔術」第1回大会では746名の、更に、今年の1月には884名の参加があり、(韓国)国内の柔術大会史上、最高の記録となっていたところだった。

この884名の記録は、簡単には破られないだろうと思われた。3月5日キョンギドウ(地名:京畿道)プチョン(富川)市にて開催された「プチョン(富川)市総合武術会長旗柔術チャンピオンシップ」が526名の参加だったこともあり、同じ3月に開かれる「2016 パンコリア柔術チャンピオンシップ」の参加人数がどうなるかは予測しにくい状況だった。

主催者サイドによると、今回、パンコリアに参加する参加者の比率は白帯の方が多いということだ。今までのような、大きなネットワークの道場だけではなく、新たに開設された柔術道場に所属する、大会参加者が増えてきたこと、これは韓国の柔術の粘り強い成長を証明するものであり、指導者クラスの色帯、紫帯以上の選手が 増えてきて、また、新しい柔術道場が全国各地で開設され、柔術の練習者が増えてきていることを、(白帯の部のエントリーが最も多いことは)逆説的に証明していると言えよう。

KBJJAイージョンウ代表は「千名という参加人数の記録を達成したことよりも、今回の事を通して、道場の代表の先生方と門下生の方々が、韓国柔術協会の大会を信頼してくださっていることを改めて実感することができた」と言い、 「多くの方に参加していただく分、更に準備を徹底的に行い、参加なさる方々の期待に応える大会を作り上げる所存だ」と、強い決意を表した。

(記事「RANK5」 翻訳協力:岡俊彦)

1000名突破自体が既にIBJJFアジア選手権に匹敵する大会規模にも関わらず、同じ月に500名以上の大会が開催されていたとは。。。

また10月には昨年MARSの影響により延期となっていたIBJJF SEOUL OPENの大会開催も発表されている。

このまま韓国柔術界が盛り上がり参加者が増え、近い将来IBJJFアジア選手権が韓国開催になってしまわないか心配だ。。。