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2014年4月3日木曜日

『第8回全日本柔術マスターズ選手権大会』マスター1茶帯オープンクラスレポート

『第8回全日本柔術マスターズ選手権大会』の茶帯部門オープンクラスは、ルースター級からミディアムヘビー級まで、各階級の優勝者ばかりの強者ばかりのトーナメントになりました。優勝本命は体格に勝る神田選手、伊藤選手と予想してましたが、結果は--。
マスター1茶帯オープンクラス (7名) 

  神田崇広(GRABAKA柔術クラブ)
  桜田良彦(MAX柔術アカデミー)
  中尾亮(X-TREME柔術アカデミー)
  坂本純(トライフォース柔術アカデミー)
  伊藤俊亮(トライフォース柔術アカデミー)
  折戸積秀(ネックス)
  丸山健(パラエストラ上越)

マスター1茶帯オープンクラス・準決勝
坂本純選手(トライフォース柔術アカデミー)VS神田崇広選手(GRABAKA柔術クラブ)
重量級とは思えに柔軟なテクニックを持つ神田選手に対し、坂本選手は持ち味のスピードと爆発力で勝負。坂本選手は飛び込むような動きで攻めアドバンテージで先制するも、神田選手の下からの作りが上手く2度ほどスイープを決めます。坂本選手をバックを取られては前に落として上になる、を繰り返す上下の位置がめまぐるしく代わる動きの激しい試合に。最後は神田選手がバック4ポイントを奪い勝利しましたが、坂本選手の巧さも光りました。

マスター1茶帯オープンクラス・準決勝
伊藤俊亮選手(トライフォース柔術アカデミー)VS丸山健選手(パラエストラ上越)
両者引き込みダブルガードから伊藤選手が立ちアドバンテージ先制。丸山選手のスパイダーを、伊藤選手は一気に手を引き抜きサイドからバックを狙うも、前に落とされて丸山選手がスイープの2点が与えられます。伊藤選手はすぐさまデラヒーバガードからの草刈りで追いつき、その後もアドバンテージ差を守りきり勝利。決勝に駒を進めます。

マスター1茶帯オープンクラス・決勝
伊藤俊亮選手(トライフォース柔術アカデミー)VS神田崇広(GRABAKA柔術クラブ)
 伊藤選手の引き込みに合わせ、神田選手はカミツキからサイド、バック狙いも落とされ下に。伊藤選手は相手のクロスガードに対し、両脇を抑えて立とうとした瞬間、神田選手が待ってました!とばかりのダブルアームロック!! 両腕がっちり決まり、これには伊藤選手も絶えられず。神田選手はこの技で一昨年の全日本NO-GIも制しているだけに、相当得意なのでしょう。↓JBJJFさんが試合動画を公開しているので、“ダブルアームロック”をチェックしてみてください!