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2014年3月28日金曜日

『第8回全日本柔術マスターズ選手権大会』マスター2黒帯無差別級、

『第8回全日本柔術マスターズ選手権大会』より、今回はマスター2黒帯の試合をお届け。このカテゴリーにはグラップリングでも実績を残る西林浩平選手、アダルトでも実績を残す塚本隆康選手など、知名度の高い強豪選手が揃いました。

マスター2黒帯フェザー級決勝
西林浩平選手(リバーサルジム新宿Me,We)vs 寺石誉章選手(高知ロードランナーズ)
飛び付くように引き込んだ寺石選手は巻きスパイダーでコントロールを試みます。西林選手は腰を下ろし対応するも、寺石選手のグリップが強くなかなか引き外せない状態が続きます。そして2分過ぎ、中腰になった西林選手がグリップを解き、一気にサイドにパスガードを仕掛け、あと一歩のところで防がれますがアドバンテージを得ます。その後も何度も西林選手がパスを狙い続け5分間終了、西林選手の勝利。

マスター2黒帯ライト級決勝
塚本隆康選手(パラエストラ東京)vs渋谷明広選手(ヒロブラジリアン柔術アカデミー横浜)
始めは組手争いから、塚本選手が引き込みます。渋谷選手は速攻の担ぎ、レッグドラッグなどパスガードを猛攻を仕掛けますが、塚本選手が寸でのところで全て防ぎます。塚本選手の指が相手ズボンの中に入ったことでペナルティが与えられますが、スグに塚本選手はスイープを仕掛けアドバンテージ帳消しの同点。立ち再開から今度は渋谷選手が引き込んだところに、塚本選手はレッグドラッグ狙いで、背を向けた渋谷選手のバックを狙いアドバンテージ追加。あとは引き込んだ塚本選手がコントロールし続け勝利!

マスター2黒帯無差別級決勝
塚本隆康選手(パラエストラ東京)vs西林浩平選手(リバーサルジム新宿Me,We)
 西林選手が引き込むも、体格に勝る塚本選手が長い腕を伸ばし相手を突き放しながら、右に左に何度もパスガードを仕掛けます。西林選手は足を絡めハーフで逃れますが、塚本選手にアドバンテージ一つ。西林選手はクロスガードにいれて試合を作ろうとするも、塚本選手は右手を伸ばし西林選手の襟を持ち首を殺し、起き上がらないように徹底。西林選手が伸ばしている塚本選手の腕に腕十字を仕掛けるも、一瞬で引きぬかれてしまいます。その後も塚本選手が上から腕を伸ばし潰し続け、試合終了。塚本選手が階級別と合わせ2冠達成、体格差、パワー差を活かした戦いぶりでした。
マスター2黒帯ライト級
マスター2黒帯オープンクラス
優勝  塚本隆康 Takayasu Tsukamoto(パラエストラ東京)