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2014年1月27日月曜日

【第5回東京柔術オープン】マスター黒帯オープンクラス、中村大輔vs小澤幸康レポート



ポルトガル・リスボンの「ヨーロッパ選手権」で日本人が表彰台に上がる最中、日本でも注目柔術家の復帰戦が行われました。
既にお伝えした通り、元全日本選手権3連覇を成し遂げたGRABAKAの総大将・中村大輔選手(GRABAKA柔術クラブ)がマスター黒帯にエントリー。
直前まで対戦相手不在で試合はなさそう? と思っていましたが、BJJPLUSが行った直前インタビューの「オープンクラスでも大丈夫」に手を上げた選手が! 

それが昨年のADCC-99kg日本代表の小澤幸康選手(TEAM-KAZE)です。
共に柔道上がりで圧倒的な立ち技、テイクダウン、パス力に優れた選手。とは言え、柔術では中村選手に分があるか? いや、体重差(約30kg)だけ小澤選手が圧殺するか? 注目一戦は、同大会のメインイベント的に最終試合に行われました。

直前で相手がいなければ私が、と手を上げた小澤選手。“風神”の刺繍の入った道着もあり、非常に男気を感じさせます。

一方の中村選手は事前インタビューで「生徒に観て欲しい」発言を受けて、ジム生の大応援団が。試合開始1時間前までは、僅か生徒2人だったので、「やべぇ人望ねぇ…」と嘆いてましたが、一安心の中村選手です。

マスター黒帯オープンクラス中村大輔vs小澤幸康選手
立ち技勝負と思いきや、中村選手が引き込み速攻でスイープからバックへ! 小澤選手は意外な攻めに反応できず、6ポイントを与えてしまいます。このまま中村選手が絞めを狙い続ける展開で2分半経過。マスターは試合時間6分だけに、このまま終わる?


 バックから逃れた小澤選手。そして立ち再開になり、しばらく柔道勝負へ! ここから小澤選手が、背負い、出足払い、タックル風もろて狩りの猛攻。中村選手は何度も倒れては即座に立ち上がりますが……。

 そして残り1分、小澤選手が背負い→小外で崩れたところにタックルでテイクダウン! ポイント6-2に。中村選手は試合後、「足技が見えなかった」と発言していたので、刺繍通り“風神”的な早さだったのでしょう! 

小澤選手の猛攻を抑え、結果中村選手がポイント6-2で勝利。見事復帰戦を飾りました。今後はJBJJF全日本マスター&シニアにも出場予定、とのことです。

ちなみに、試合動画もあり!? 以下を↓